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ログホームは、木材をふんだんに使った自然素材をメインにした住まいです。木材は、建物として完成してからも呼吸する素材。
大切な家を長持ちさせ、安心して使い続けるためには、メンテナンスが何より大切です。ログホームや木材との付き合い方を知っておきましょう。
ログホームは、手入れをすればするほど魅力が増し長生きする、逆に、手入れをしなければ痛むのも早い・・・。そういう建物なのです。
建てたその時が完成ではなく、住まい続けることによって住まい手であるあなたになじみ、時間が経てばそれだけ味わいや風合いが増していくものです。
メンテナンスを適切に行えば、何代にも渡って住み続けていくことのできる建物です。住まい手の愛情に、素直に応えてくれる住まいですから、ぜひ本メンテナンス・ガイドを活用して、楽しいログホームライフを末永く満喫していただきたいと思います。








ログホーム 住まい方アドバイス




ログホームの一番の特徴は、木材をふんだんに使っていることです。
そのため、木材の特徴がそのまま住まいに現れます。
見た目の柔らかさや手触りのあたたかさ等、日常的に感じる木材の特徴とは別にとても大きな特徴があります。
それは、湿気の量によって大きさが変わるという特徴です。
コンクリートや鉄、プラスチックであれば、そのようなことはありません。
しかし木材は、湿気が多くなると膨らみ、湿気が少なくなると縮むという特徴があります。
◯ログ材とセトリング
構造体であるログ材。水分を含んだ樹を切り乾燥させて使っていますが、それでもまだ水分を含んでいます。
そのため、家が建ってからも徐々に乾燥が進み縮んでいきます。
木の乾燥による収縮は、繊維の縦方向にはほとんど生じませんが、横方向にはよく生じます。
このことで、木材を横に積み重ねているログハウスは壁全体の高さが小さくなっていく「セトリング」という現象が生じます。これは木でできたログハウス特有の現象だといえます。
また、乾燥が進む過程で割れやひびが入ってきます。
特に、乾燥が進みやすい小口面(木の断面で年輪が丸く見える面)には、年輪芯から放射状にひびが入ります。
ここで生じた割れやひびは自然なもので、耐久性や耐震性には全く影響しません。
この乾燥収縮の程度は、日当たりの違い、間取り、暖房器具の設置場所によって異なります。
管理乾燥されたログ材でも、入居後は冷暖房や換気などにより更に乾燥し含水率が10%以下となります。
これらの現象は竣工初期は顕著ですが、2~3年程度で安定してきますので、この間に調整をして住まいになじんだ家に変化していくのです。




◯ドア・窓
ログホームで使われているドアや木製の窓は無垢材が多く使用されています。
そのため、ログ材と同じように木材の呼吸による「微少な動き」があります。
窓やドアに使われている木材はあまり大きく乾燥がすすみませんが、これらの材は、日本よりも乾燥した気候のフィンランドで加工され日本に運ばれるので、ログ材とは反対に湿気を吸って膨らみます。
そのためドアや窓が開けにくくなることがあります。
これも、2~3年程度で安定しますので、その間に調整をしていくことになります。


木がたくさん使われているログホームにとって、木材を健全な状態に保つことは、建物を長持ちさせるためにとても重要なことです。
特に雨や風、太陽光、いろいろな自然環境にさらされる外部は、それだけ劣化しやすい場所だと言えます。
状態をこまめに点検して、メンテナンスしていきましょう。




◯塗装
塗装は、外観を美しく保つ効果だけでなく、木材を保護するという役割があります。
適切な塗料で、適切な時期に再塗装することで、木材を守り、長く快適な生活を維持することに繋がります。
効果的な塗料を選んで、木材の劣化を防ぎましょう。




◯シロアリと腐れ
木の大敵である、シロアリと腐れ。
多くの木材を使用しているログホームにとっては、起こりうる嫌な問題です。
とはいっても、建築地の地条件や、住まい方によって起こりやすい場所は異なります。
もし起こってしまっても、早期発見し、適切に対処することが大切です。
そのためにも、日陰や風通しの悪い場所等、日常からあなたのログホームの注意しなければいけないポイントを把握しておきましょう。


◯シロアリの話
シロアリは木材が大好き。森の中では、朽ち果てた樹を分解してくれる重要な存在ですが、ホンカ・ログホームを餌にされては大変です。早期発見を心がけて、定期的に点検してください。
注意して見て欲しいのは、基礎や床下。冬閉じた換気ガラリがそのままになっていないか、換気孔がふさがれていないかなど、床下の湿気がよくできているか確認をしましょう。
また、ウッドデッキや木製の柵など、エクステリアの木部も要注意です。蟻道という土のようなものでつくったトンネルや、羽アリを見つけたら担当ディーラーかシロアリ駆除業者に相談しましょう。
ログの壁に添って薪を積み上げている場所など通風が悪く、腐朽菌が繁殖している部分は、シロアリにより好まれます。腐朽菌を繁殖させる湿気にはご用心ください。




普通のアリの羽アリの特徴
- 前羽が後羽より大きい
- カラダにくびれがある
- 触覚が「く」の字状である




シロアリの羽アリの特徴
- 前羽と後羽がほぼ同じ大きさ
- カラダにくびれがない
- 触覚が「数珠」状である
◯腐れの話
木材が腐るのは、腐朽菌が木材を分解してしまうから。腐朽菌もシロアリと同様、森の中では重要な掃除屋さんですが、ホンカ・ログホームにとっては大敵!繁殖させないようにしましょう。
ポイントは湿気。長期間湿ったままの木材は、腐朽菌の絶好の住処です。
別荘などで、テラスの隅に溜まった濡れ落ち葉が原因で、ログ壁の下部やテラスを腐らせるということも、ままあります。湿った環境をつくるものは、早急に取り除きましょう。こまめなお手入れが重要です。
もちろん、多少雨で濡れても、その後に乾燥するようなところは問題ありません。




北欧スタイルの家(ログホーム)のもう一つの特徴は、職人による「匠の技」です。
無垢材を用いるウッドパネルの壁やフローリング、天井などは、大工職人が木(板)の特徴や性質を見極めながら測定して、不具合が起こらないような使い方や張り方をします。これは長年ログハウスで培ってきたノウハウや技術を持つ大工職人だからできる「匠の技」であり、この「匠の技」が標準仕様の北欧スタイルの家(ログホーム)は多くのオーナーさんから喜ばれている逸品でもあります。








日常のお手入れ




無垢の木のフローリングは、時間が経てば経つほど風合いが増し、とても魅力的です。
その魅力を発揮させるためには、日常のお手入れが欠かせません。
通常は、固く絞った雑巾で拭くだけで十分です。濡れた状態のままにしていると、水跡が残ったり、木が変形してしまう原因になるため、水をこぼした場合はこまめに拭いてください。ひどい汚れの場合は、住まいの洗剤を布に含ませ拭いて下さい。最後に、洗剤を綺麗にふき取ることを忘れずに。
また、ワックスやオイル系の塗装が施されている場合は、定期的にワックスがけが必要な場合があります。その場合、メンテナンス専用のワックスが指定されていることが多いので、お手入れ方法と頻度を、担当ディ ーラーに確認しておきましょう。
無垢の標準フローリングは、乾燥によって床板 1 枚当たり 1mm 程度は収縮します。
またホットカーペットが敷いてある場合や、暖房機からの温風が直接当たる部分等は、特に大きく収縮しますので注意してください。




傷やへこみが気になる場合

「木は水分を含むと膨張する」という特徴を生かし、小さな傷は濡れたティッシュやスチーマー等で湿らせると膨張し、傷が目立たなくなる場合もあります。
塗装している床や、大きな傷は担当ディーラーにご相談下さい。






木の壁は無垢フローリングと同様に、時間が経てば経つほど風合いが増し、とても魅力的です。
傷がついてしまった場合、無垢材ですので、住んできた思い出の味として楽しむこともできますが、どうしても気になってしまう場合もあります。その場合の対処法をご紹介いたします。




汚れ・傷やへこみが気になる場合

お子様の落書きなどで、壁が汚れてしまっても無垢の木は削ることができます。
削るといっても、カッターやナイフで削るのではなく、サンドペーパー(中目 180 番台~がおすすめ)やメラミンスポンジなどで擦り落とす事ができます。薄目の落書きには消しゴムで擦るという方法もおすすめです。擦り落とした部分は、新しい素地の部分がしばらくは目立ちますが、日焼けたりして、徐々になじんできます。塗料が塗られている場合は、擦り落とした後に、上から塗りなおせば元に戻ります。
塗料の仕様は、担当ディーラーに確認しておきましょう。








松ヤニが出たら

松ヤニは外壁側の日当たりの良い面に出ることがあります。( 室内に出るのは、ちょうどヤニツボがある場合などまれです)
除去は消毒用アルコールやエタノール、除光液などで溶かしながら拭き取ります。塗料によっては塗装が剥がれる可能性もあるため、少しづつ行うようにしてください。


軒樋には、予想外にごみや泥、落ち葉などがたまります。
縦樋との継ぎ目 ( 落ち口 ) が詰まってしまうと、軒樋から雨水があふれることもあります。あふれ出た雨水が跳ね、ログ壁を不用意に濡らすことになるので、梅雨の前と台風シーズン前、それに落葉の影響のあるところでは、冬が来る前に点検と掃除を行って下さい。特に、軒樋を点検したときに泥が一箇所に多くたまっているのは、その部分の樋が下がっている場合があるので担当ディーラーに相談してください。






薪ストーブを安全に楽しむためには、煙突の手入れが欠かせません。
薪が燃えた後の煙は、煙突を通って外に排出されますが、途中、煙が冷やされ煙突内にクレオソート ( タール ) が付着します。これは、大変燃えやすい物質ですので、煙道火災を起こさせないために、定期的に掃除が必要です。
掃除方法は担当ディーラーに確認をし、必要に応じて清掃業者も確認をしておきましょう。清掃の頻度は、燃やしている薪の種類や燃やし方、使用頻度、薪ストーブや煙突の種類により違ってきます。1 年に 1 回程度の掃除をおすすめしています。






お風呂や脱衣室は、湿気がこもりやすいため、カビ等に悩まされる場所です。
長く快適に使うためには、換気を十分に行い、清掃をこまめに行うことが重要です。
フィルターのない換気扇は、清掃をしないと 1 年で能力が 30% 低下したという実験データもあります。
また、キッチンの換気扇の清掃もお忘れなく。6か月に一度分解清掃するのが理想的です。換気扇の種類によってお手入れ方法は異なりますが、担当ディーラーに確認して、フィルター交換や、換気扇の掃除方法を確認しておきましょう。










家を空けている期間の換気

家は長期間閉め切った状態になると、空気が流れず、湿気がこもり、結露やカビが発生しやすくなります。別荘の場合、こまめに通うことが理想ですが、長時間家を使わない場合には 24H換気の運転を行い、ドアは開けたままで室内の空気を循環させることをおすすめしています。家具の裏など、空気が滞留してしまいそうな場所を作らない工夫も重要です。




水抜きと排水管の凍結防止 ( 寒冷地のみ )

もう一つ注意が必要なのは、寒冷地の別荘の場合です。寒い冬、気温が氷点下に下がることで、給水・給湯管の中にたまっている水が凍ってしまうことがあり、設備機器の故障に繋がる場合があります。
これを避けるには、「水抜き」という作業が必要です。
「水抜き」の方法は、設備機器や配管工事等によって異なりますから、設備機器の取り扱い説明書を確認の上、担当ディーラーにも相談して、確認しておくことが必要です。
また、排水管の凍結を防ぐためには、不凍液をコップ一杯分程度、便所、キッチンのシンク、洗面台に流しておくのがおすすめです。臭気や虫の侵入を防ぐトラップに不凍液が溜まることで、凍結を防止してくれます。
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